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腸内環境を整える
2020.03.13
中央林間ななみ整骨院、ファスティングカウンセラーの吉村です。
今回は人間の第二の脳と云われている、「腸」のおはなしをしていきます。
◆腸の働きと菌の種類
人の腸内には数百～数千種類の腸内細菌が約100兆～1,000兆個生息しており、重さにして約１kg～２kgあると言われます。
この腸内細菌によって、私たちの健康状態は大きく左右されるんです。
悪玉菌は身体全体の免疫力を低下させ、風邪や胃腸炎への感染率を高めたり、有毒物質から発がん性物質を作り出します。
よって、悪玉菌が増えれば善玉菌が自然と減少し、悪玉菌優勢の腸内環境になります。
その結果、便秘や下痢だけではなく、体全体に様々な不調が生じることになります。
ただし善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌がいて、一定の割合ですべてが腸内にいることが理想になります。
善玉菌20％、悪玉菌10％、日和見菌70％が理想のバランスです。
健康を保つためには免疫力を落とさないことですが、免疫力とは切っても話せない臓器が「腸」。
腸では免疫細胞の70％が作られていると言われています。
腸内環境を整えて、腸内細菌が活発化すると免疫量が向上し、様々な病気の予防になっていきます。
また、体内に入ってきた病原菌や有害物質は腸の中にある免疫細胞によって排除されます。
消化が不十分な食事は、腸で不排便となり、悪玉菌のエサとなります。
悪玉菌は肉類のタンパク質やアミノ酸、砂糖を餌に生息し、有害物質を放出します。
その結果、腸内環境の悪化を招き、下痢や便秘といった症状を引き起こしてしまいます。
また食物繊維が少ない食事も悪玉菌を増殖させます。
それに対し食物繊維は腸内の腐敗物を吸収し、善玉菌の働きを高めます。
よって食物繊維を摂取しなければ、善玉菌を増やすことが難しく、悪玉菌優勢の腸内環境が形成されてしまいます。
善玉菌の一種である乳酸菌やビフィズス菌を含む発酵食品や食物繊維の豊富な野菜などを日頃の食生活に取り入れ、善玉菌量を増やして行くことが大切です。
そして、ストレスも悪玉菌を増やす原因の一つです。
ストレスを溜め込むと自律神経に影響が及びます。
すると胃酸の分泌が抑制され、胃は従来の働きが出来なくなり、消化不良を起こします。
その結果、腸に腐敗物が蓄積され、悪玉菌の増殖を促してしまいます。
精神面の健康は、腸内の健康にもつながります。
◆腸内環境を悪化に招く要因
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糖質
腸内環境に良くないものは、糖質（過剰な炭水化物）。
党派腸内のカンジダ菌のエサとなり、カンジダが増殖すると栄養の吸収力が落ちます。
またアミノ酸の吸収が悪化して皮膚の新陳代謝に悪影響を及ぼします。
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グルテン
小麦・ライ麦などに含まれるグルテンに対する免疫反応が引き金になって、小腸の粘膜が炎症を起こしてしまい、栄養の吸収を阻害したりします。
また、グルテンアレルギーがあると、償還に穴が開いてしまう「リーキーガット（腸管壁浸漏）症候群」というものがあります。
リーキーガットになると、腸粘膜の障害により正常なら腸から吸収されない未消化の食物や毒素・有害物質などが体内に吸収され、血中に入ることで様々な症状を引き起こす原因となります。
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カゼイン
牛乳に含まれるカゼインというたんぱく質は、牛乳アレルギーや乳製品アレルギーの引き金にもなり、カゼインの強い粘り気が腸の栄養吸収の働きを阻害したり、腸内で腐敗（悪玉菌を作る）を招く要因です。
腸内環境を整える時は、牛乳やヨーグルト、チーズやアイスクリームなどの乳製品は一時避けましょう。
◆善玉菌を活性化させるには
発酵食品は腸内環境を整えて免疫力を高める働きがあります。
乳酸菌…納豆や漬物など
麹菌…甘酒・味噌など
酢酸菌…酢（酢物やピクルスなども）
酵母菌…ぬか漬けなど
これらの食物を積極的に摂るようにすることで、腸内環境を整えやすくなっていきます。
少し意識するだけでも、まったく摂らない生活とは違いが出ますよ！
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